夏越祭(わぬけ)
令和5年
夏越祭(輪ぬけ)
7月30日
午後 茅の輪の設置
7月31日
午後~ 三島青年団バザー・露店(神社広場)
午後7時 神事(社殿)
午後8時 打ち上げ花火
8月1日
夕方 茅の輪の撤去
7月31日に夏越祭(わぬけ)を斎行いたします。
・今年は三島青年団のバザーが再開します。神社広場で川風に吹かれながら夏の宵をお楽しみください。
・仕掛け花火は中止とし、皆様からお寄せいただいた花火協賛金はすべて打ち上げ花火にまわします。
氏子域の幅広い皆様に楽しんでいただくための変更です。ご理解くださいませ。
夏越祭は年明けから半年の内に身に寄りついた罪や穢れを祓い、心身ともに清浄な状態に立ち返って身体健全・無病息災を祈る神事です。
疫病除けが起源のお祭りです。
特にその意味が重みをもちます、どうぞお参りください。
―罪と穢れ―
罪は社会的秩序や規範を乱すこと、穢れは汚れて悪しきものやその状態を指します。
罪は人為的なもの、穢れは自然発生的なものと一応の区分はされますが、罪に自然災害が含まれるなど一概には言えません。また、穢れは気枯れであり生命力が衰えた状態とする解釈もあります。
罪は祓えにより、穢れは禊により、解消除去することができ、原罪のようなものではありません。
日々の暮らしの中で感じる辛さや悲しみ、怒りや怠け心、それらを心に溜まった穢れ、悪しきものと考えます。
夏越祭はそのような罪穢れを除くことで心身を清めるものです。
―人形(ひとがた)-
氏子の皆さまには氏子総代さんを通じて人形と車形をお配りしております。
人形・車形は罪や穢れを託して自分の身代わりにするものです。
30日の夜まで、家の中の清浄な場所に保管してください。
―人形の作法ー
人形に自分の氏名と年齢を記します。
(神さまに自分自身のことを知ってもらうためです。個人情報保護の点で心配な方は無記名でもかまいません。)
30日の夜、枕の下にこの人形を敷き眠ります。
(一晩かけて心身の穢れを人形に移します。)
31日に参拝する時に、人形に息を吹きかけ、身体を撫でます。
(人形に息を吹きかけることで人形が身代わりとなります。)
贖物(あがもの=お賽銭)とともに人形を神社にお納め下さい。
(祓えの起源を語る神話には祓には贖物を差し出すことが記され、古代にはそれが慣習となっていたことが知れます。)
―車形の作法ー
車のナンバーを車形に記します。
(神さまに自分が乗る車を知ってもらうためです。個人情報保護の点で心配な方は無記名でもかまいません)
30日の夜、車に車形を乗せます。
(一晩かけて車の穢れを車形に移します)
31日に参拝する前、車形を取り出し、車体を人形でなでます。
贖物とともに車形を神社にお納め下さい。
―茅の輪(ちのわ)―
神話の中で建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)が
「もし悪い病気が流行することがあった時には、茅(ちがや)で輪を作り腰につければ病気にかからない」と伝えたという話が出てきます。
疫病(えきびょう)除けに茅の輪が効くと考えられてきました。
もともとは腰に付けられるほどの大きさでしたが、やがて一人がくぐれるほどの大きさになり、江戸時代には大型化して大勢のひとが一度にくぐれる大きさとなりました。
―夜店と花火―
夕方から広場には三島青年団のバザーや露店が出ます。
打ち上げ花火は8時からです。
どちらも神社からきれいに見えます。
賑やかに騒いで楽しむのもお祭りの大切な意味のひとつです。
マスクの着用やこまめな手指の消毒など感染対策を行って楽しみましょう。